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NPO法人 Peaceful Life
代表 須田 武志 SUDA TAKESHI
未来ある子ども達への支援
高度経済成長を契機に家族は大家族から核家族へ移行し、現在、その崩壊が危惧されています。このような家族形態の変化の中で現代の家族は多様な生活を築き、家族としての、また家族一人一人の希望とその実現の仕方に悩んでいます。たとえば、老両親の介護や成長期にある子どもたちの教育に配慮しながら、家族一人一人は家族と自分の思い描く姿を実現しようとしています。
しかし、OECDによる「対日経済審査報告書2006年版」において「所得不平等と相対的貧困」が日本経済の課題であり、働くひとり親の半数以上が相対的貧困であることが指摘されました。これと並行して子どもの虐待も社会的問題として注目されるようになりました。最近では、厚生労働省の調査によると、子どもの貧困率は若干改善したものの、2015年度に全国の児童相談所が対応した虐待通告件数が10万3260件(速報値)と、初めて10万件を超え、虐待統計が初めて取られた1990年の100倍にも及ぶものでした。子どもの貧困問題と虐待の問題は複雑であり単純な関係ではありません。しかしながら、いかなる理由があっても子どもの「夢の実現」の可能性は平等でなければならないし、また虐待が無くなるそんな社会を作り上げなければならないと思います。私はそんな社会になるよう強く願い日々努力をしていく所存です。
国も「生活困窮者自立支援法」という政策を打ち出し現在取り組んでいるところではありますが、現実はまだまだ手が足りない状態であり、社会全体でこの問題に目を向け協力し合っていかなければならないと思います。この様な想いから私たちの活動はスタートしました。
全ての子ども達に未来があり、夢があります。子供たちの「夢の実現」のお手伝いをさせて頂くために、まずは「学習支援活動」及び「子どもの居場所つくり」を行っています。
私達の活動は、すべての子どもたちが自らの能力を向上させ、本来平等に与えられるべき「夢の実現」に貢献していくものと考えています。どうぞ、よろしくお願い致します。